
石原プロのリーダー的な存在である、渡哲也さんが年内に石原軍団(石原プロモーション)の解散を決断したと女性自身が報道しています。(2019年4月16日/投稿記事より)
“「渡哲也さんが、ついに俳優引退と、石原プロモーションの幕引きを決断したのです」”
“そう語ったのは石原プロの関係者だった。” 出典:女性自身
正式な解散の発表ではありませんが、所属タレントの高齢化や渡哲也さん自身の年齢(77才/2019年4月現在)もあり、年内の解散は確実なものとなるでしょう。
こうなってくると、石原プロの代表的な俳優である舘ひろしさんの今後の動向が気になってくるところです。
思い入れの深い石原プロ (石原軍団)の解散後、独立することを選んだ舘ひろしの心境は一体どんなものなのでしょうか。
舘ひろしという人間がなぜ独立を選ぶと思うのか?
なぜ、舘ひろしさんは石原軍団の解散後に独立(個人事務所設立)を選ぶと思われているのでしょうか?
それを知るために、舘ひろしという人物についての歴史を振り返ってみましょう。
舘ひろしの芸能界デビューからこれまで

舘ひろしさんの芸能界デビューは、バイクチーム「クールス」原点になります。 (写真はクールス時代のモノ)
“東京原宿において1974年12月、舘ひろしをリーダーに、岩城滉一をサブリーダーに、および岩城の学生時代からの友人であった佐藤秀光らで結成されたモーターサイクルチーム(クールス)が原点。”
“舘ひろしはバンド結成については否定的であったが、熱心なキングレコードの若手社員に説得され、「チーム(クールス)のメンバーを食べさせていくため。」として、バンド結成を決意する。”
“その後、当時の東映社長・岡田茂に誘われ東映に籍を置き、『東映俳優センター』に所属、俳優としてのキャリアもスタートさせ1976年、松田優作主演の『暴力教室』に出演した他、同年『男組 少年刑務所』で映画初主演”
“『西部警察』シリーズでの登場をきっかけに渡哲也と出会い…”
“石原プロモーションに入ったきっかけは、社長の石原裕次郎ではなく渡哲也への憧れからであった。”
“『西部警察』シリーズ終了後のドラマでは、バイク使いとしての積極的な登場は少なくなったものの、『あぶない刑事』シリーズでは、ハーレーなど大型バイクに乗りショットガンを構えるシーンがもはや「十八番」となっており、相棒役の柴田恭兵とともに還暦以降でも、アクションぶりを時折見せる。”
“刑事ドラマにおける銃の扱い方にはこだわりが強く、「西部警察」の頃は撮影が終わってから、プロップガンを借りて、自宅でプロっぽい仕草を練習していたと当時を語っている”
出典:ウィキペディア
タカこと鷹山敏樹(舘ひろし)としてユージこと大下勇次(柴田恭兵)と主役の座を勤めた「あぶない刑事」シリーズが大ヒットしたことにより一躍人気俳優となり…
現在(2019年4月)では人気も衰えることなく大物俳優としての地位を確立している。
舘ひろしが独立を選ぶ理由とは?

舘ひろしは渡哲也さんに憧れて石原プロモーション(石原軍団)に入社したと言われています。
意外にも石原裕次郎さんではなく渡さんがキッカケなんですね。
今回の件では、年内(2019年)の石原軍団解散を渡哲也さんが決断したと、芸能プロ関係者が話しています。
渡さんが解散を決断した理由として…
石原プロで専務取締役を務める浅野謙治郎さんは以下のように語っています。
“『石原裕次郎さんの名前を冠した「石原プロモーション」を傷つけてはいけない』、それは渡のみならず私たち社員が常に肝に銘じていること。”
“「石原プロを「自分の目が黒いうちにきれいに終わらせる」というのは、渡さんにとって長年の悲願でもありました。つまりほかの“スタープロダクション”のようにはしたくない、ということです」”
“渡さんとしては倒産とか分裂とかで、石原裕次郎の名前を汚したくない。それが彼の美学なんです。”
出典:女性自身
つまり、勝プロ、三船プロ、中村プロのように経営不振で倒産したり分裂騒動を起こさず、綺麗な幕引きをして自分たち石原プロの誇りを守りたい、名前を汚したくないという思いがあるのでしょう。
もちろん渡哲也さんの年齢(77才/2019年4月現在)も関係あるでしょうが、石原裕次郎さんから受け継いだ石原軍団の心意気を男として守ってゆくというのが彼の流儀なのでしょう。
渡哲也に憧れた舘ひろしとしては、この渡さんの意思を尊重しないはずはありません。
館さんも年齢(69才/2019年4月現在)と高齢で、石原プロを渡さんから引き継ぐ事はないにしても、自身の俳優としてのキャリアの幕引きも近く、石原プロと同様に綺麗なものにしたいと思うはずです。
演技や立居振る舞いの1つ1つにこだわりのある館さんなら、石原軍団解散後も出演するドラマは拘りを持って選ぶ事でしょう。
あぶない刑事シリーズでお世話になっている、東映、日テレ、セントラルアーツなど、TV局や制作会社など太いパイプのあるであろう館ひろしさんなら…
しがらみの多そうな大手芸能事務所に所属するよりも、独立して個人事務所を設立して、今までお世話になってきた関係者の方々と納得のいく仕事をして幕引きをしたいと思うのではないでしょうか。
そうする事で、渡哲也さんの心意気さえ汲んであげられる気がします。
石原軍団と舘ひろしさんの年内の動きを予想
これまでの事からすると、渡哲也さんは慎重に準備を重ねて、発表の頃合いを見計らって石原プロ・石原軍団の解散を正式に発表すると思います。
まだまだ資産整理や所属タレント達の移籍先も定まりきってはいないでしょうから、後々になっても妙な揉め事が起きないように解散には慎重を期すことは間違い無いでしょう。
舘ひろしさん自身も、渡さんの意思を汲んで綺麗な形で個人事務所を構えられるように、関係会社の方々と今後のことを話し合う時間が必要だと思います。
話し合いの進まないまま、解散、独立をしてしまっては…
立つ鳥が跡を濁してしまい、本末転倒になってしまいそうなので、解散と独立の発表はどんなに早くても今年(2019年)の夏以降になるのではないでしょうか。
そして、12月など年末ギリギリでの発表も妙なゴタゴタがあると嫌なので避ける感じがします。
石原裕次郎さんの命日である、7月に何らかの発表があると噂されているようですが…
今年(2019年)9月〜10月頃が、石原プロ解散、舘ひろし独立の正式な発表の時期としては最適な感じがしてきます。
そして、そもそも論ですが…
前述の理由や、芸能プロ関係者の話からも、舘ひろしさんが個人事務所を設立し独立することは間違いはないようです。
“渡さんは分かりませんが、舘さんは個人事務所を設立し、神田さんは大手事務所と業務提携するそうで、具体的な名前も出ています。”(芸能プロ関係者)
出典:日刊大衆
昨年は映画「終わった人」で黒木瞳さんらと共に名演技を披露した、舘ひろしさんですが…
思い入れの深い石原軍団から離れた後、どんなドラマ・映画で、どんな役柄を演じ、俳優キャリアにどんな幕引きを見せてくれるのか、とても興味深いところです。